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2004年 04月 29日
barry_lionsさんの考え方の底流には、「やった以上最後まで責任を貫くべし」というある種の「潔さ」あるいは「スジを通す」みたいな感性が感じられ、個人的には非常に好もしく感じました。
その好もしい感情の基は、互いに意見や考え方が違っても、こうした問題を真剣に考えていこうとする真摯な姿勢。そしてそれ故今回は、27日の私のエントリーイッテクルゾトイサマシク?へのご意見として書かれたbarry_lionsさんの28日のエントリーアメリカは軍を撤退するなについて、いくつか私の疑問を挙げてみたいと思います。 >前回の総選挙で自民党が勝ち、その自民党が決定した事だから 確かに派兵反対派は、先の総選挙で小泉政権への不支持を形に出来ませんでした。小泉首相は絶対安定多数の議席獲得で、案の定『イラク派兵』は国民的合意とコメントしましたね。まぁ、だからこそ公明党支持母体の方々への虚しい怒りが収まらないわけですが(笑) >自衛隊派遣を反対するべきタイミングの総選挙があったのに、そこでアクションを起こせずに今になって「自衛隊撤退!」というのは、無責任な気がします。 派兵反対派は選挙で結果を出せなかったのだから、今さら撤退を唱えるべきではない。と解釈していいのでしょうか? それでは民主主義のルールから外れてしまいませんか?学級会で決めた当番なら、みんなでこれを守るべきかもしれません。しかしそれは多数決のルールであって、必ずしも民主主義のルールではありません。マジョリティが常に正しいわけではないからです。 選挙で選ばれた与党の決定であっても、国民は常にこれを検証し、異論があればその都度、議論を尽くして最善の道を探る。これが民主主義のルールです。 勿論これは不甲斐無い野党の責任でもありますが、小泉首相は派兵について『国際社会への貢献、人道復興支援』を繰り返すばかりで、その内実に関する充分な説明も議論もありません。 現在でもアメリカはイラク国内で武装・非武装を問わずイラク市民を殺戮し続けています。国際的にどう認知され、それが国際的な関係でどう影響するかを考えた場合、私は、自衛隊派遣は日本のアメリカ支持の具体的な表明であると考えます。だから人道云々は関係ありません。このままアメリカを支持し続けるべきかどうか、撤退に関する議論は、自己責任論などよりはるかに重要で、今こそもっと盛んにブチあげるべきではないでしょうか? >日本もアメリカがおこなった「イラクへの内政干渉」に加担した以上、最後まで責任を持つべき 私はこれには心情的には賛成、方法論的には「ん?」です。 アメリカのイラク侵攻が、フセインという独裁体制のもとではあるけれど、曲がりなりにも統一されていたイラクという国家の枠組みを崩壊させ、国際テロ組織の流入を許し、イラク国内だけでなく、中東全体を不安定にさせるであろうこと、それらは侵攻前から判っていた事です。日本は確かに加担しました。それも積極的に。では最後までそれを貫くべきでしょうか? 誰だって、間違いに気付いた時点で反省し、それをやめるべきです。御免じゃ済まないからといって、開き直ってはいけないでしょう。 国家の政策、外交政策も同じです。誤りを認め、そのことを内外に表明し、新たな方針を策定し、実施する。日本はこれがヘタですが。 選挙も含めた間違った選択の結果は国民に跳ね返って当然ですから、日本が非難され、あるいはアメリカ帝国とともに滅びるのは、実は私は仕方ないと内心思っているところもあります。 しかし、治安と言っても、掃討作戦という名の殺戮や、弾圧しか方策のない米軍です。このままイラクを任せること、またそれを支持する日本政府を放置することは、イラクの市民、女性や子供の命、を考えるからこそ、出来ないと思うのです。 米兵の死もまた痛ましいことではあるけれど、勝手に攻め込んだ米軍がどうなろうと、知ったこっちゃない。しかし痛い目を見るのは戦場の兵卒であり、この侵攻を画策したネオコンやブッシュは何の痛みも感じないでしょう。それどころか、駐留を続けることで、ブッシュ政権の幹部が関係する軍事サービス会社や、軍産複合体は潤い続けます。石油も含め、彼らは金儲けの為に戦争をしています。 アメリカの武装平和に頷けないのは、武力で押さえ込むことに対する嫌悪感ではなく、こうした背景とイラクで失われ続ける無辜なる命に思いを馳せるからです。 有効と思われる代案に関しては、さらに(汗)長くなるので、また別にエントリーします。
by kazzVaporTrail
| 2004-04-29 21:15
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